コロナウイルスの影響で、教育制度の見直しが検討されている。なかでも9月入学の是非
についての論議は、どれも一長一短があり結論を得るには、相当の時間がかかりそう。
まあ、何事であっても、長い間の慣例を変えようとするときは、決まってアンチテーゼの
声があがるもの。とくに、日本人は、現状維持思想の持ち主が多いといわれるから。
今日は、学校についてのつぶやき。
学校の起こりは、アテネにおいてプラトンがアカデメイアを創設したのが 始まりとされて
います。古代ギリシャでは、市民と奴隷は厳しく区別されていて、労働に従事するのは奴隷
だけ。市民は労働は一切せず、一日の大半を議論したり、音楽に興じたり、スポーツをした
りして過ごす、いわゆる有閑階級だったといいます。そんな彼らの自由時間をスコレーと呼
んでいた。学問好きのギリシャ人は、スコレーの多くを学問に費やしたので、のちにはスコ
レーが「学校」を意味するようになり、英語のスクール、ドイツ語のシューレになったとい
うことです。ギリシャ人にとって、もともと学校は、レジャーのひとつだったということ。
さて、現在の日本の大学も、大宅壮一氏がかって、「日本の大学は一大レジャー施設だ」
と言っていたように、この語源に忠実な大学生が多いようだ。
そうそう、準備中の健康卓球会館は、中高年の一大レジャー施設を目指しているけど。
5月20日 多
1. 無題
ほぼ毎日。楽しく読ませていただいています。
自粛期間中にひとつの楽しみでした。
会員さんみなさんにも届いていると思います。
ありがとうございます。
お時間あれば今後もよろしくお願いします。