きょうは、ちょっとお堅いつぶやきを。
年寄りが増え子供の数が少なくなる「少子高齢社会」の進展具合は、日本が世界の先頭に
立つ。国も行政も、さまざまと対策を講じてはいるものの、一朝一夕には、なかなかねえ。
そこで、いろいろ調べてみたら、もってこいの解決策を見つけました。それも意外と簡単で、すぐにでもやれそうなこと。しかも、「高齢」のほうは、すでに手をつけているという
もの。
きょうは、そのタネあかしを。まず、考えて欲しいのは、ここでいう「子供」とは何歳までをいうのかということ。知っている人が多いとは思うけど、14歳までが子供です。これは、義務教育の最終年齢の15歳が基準になっているということらしい。それに、昔むかし男子は15歳で元服し、大人社会の仲間入りをしたという歴史的な背景もあるらしい。いまでは15歳以上は「生産年齢人口」と定義されているのです。
さあ、そこで、~ちょっとおかしいぞ~となるわけ。いまどき15歳で就職する人などほとんどいないでしょう。健卓兄が中学生のころは、義務教育を終えたら社会に出る人のほうが多かった。金の卵などといわれて就職列車を仕立て、長崎の駅で大阪、名古屋、東京などへと巣立っていく同窓生を見送ったことを思い出すよ。知っているかな‥ちょっと古いけど、井沢八郎の「ああ、上野駅」という歌。(知らないだろうな)
いまは、ほとんどが高校へ行き、さらに大学、専門学校へ進学する人もずいぶんと多い。そうなると、「生産年齢」は20歳~22歳以上が妥当ということ。そうすれば、ほら、「子供人口」がぐ~んと増えることになる。ここだけの話、昔の15歳~22歳は今どきの同年齢の若者よりも社会人として、しっかりしていたと思うよ。生産年齢を15歳以上と定義したのは、戦前から戦後にかけてのころといいます。統計の数字は、前提の捉え方で結果が変わってくることの典型ですよ。
というわけで、「少子化」については、一件落着としておこう。
「高齢化」のことは、次回に。
4月24日 多
1. 無題