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ケンタク兄のブログ

かわりないですか

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かわりないですか

山口さんが、このページを作ってくれました。折に触れて、あれこれとつぶやいやいていきます。第1回目は、すこし長いかな‥。疑問、質問、イチャモンもどうぞ。

 コロナウイルスというヤツは、当初に思った以上に厄介な強敵で、人間社会のなにもかもを押し流してしまいそうです。この大波を乗り切ろうと世界中の叡知を集めて懸命の手立てを講じていますが、どうやら長期戦になる様相を呈しています。わたしたちは、今まさに、窮地に立たされているわけです。
このような、一大事に遭遇したときに、目先のことだけに気を取られて、おろおろとするばかりでは、身も心も滅入ってしまうだけでなく、周りの人にまで負の連鎖を及ぼしてしまうことを知らなければなりません。

〇人間の叡知を信じましょう。

〇日本という国の力を信じましょう。

☆なによりも、自分と自分のまわりの人の力を信じましょう。

ほら、難事のときの格言に、~窮すれば転ず。転ずれば通ず~といいますよ。こんな事態から始まった窮余の策からイノベーションが起きるのも世の常で、願わくばこの未曽有の逆境をかけがえのないものへと転じていきたいものです不遇な環境にあって己を磨いて、後に羽ばたくきっかけとした歴史上の人物は何人もいて、励まされます。

岡山にゆかりの剣聖とうたわれた宮本武蔵もそういう一人です。武蔵は、18歳から21歳まで3年もの間書物の積まれた開かずの間に幽閉された経歴を持っています。その3年間がなければ、ただの豪腕無類の荒くれ者として一生を終えていたかもしれず、あの独創的な剣術や後世の『五輪書』や数々の芸術作品もなかったに違いありません。

 文献によれば、幽閉された武蔵に沢庵和尚が「この暗黒の一室を母の胎内と思い、生まれ出る支度をしておくがよい。ここはただ暗い開かずの間だが、よく見よ、よく思え、ここには和漢のあらゆる聖賢が文化へささげた光明が詰まっている。ここを暗黒蔵として住むのも、光明蔵として暮らすのも、ただおぬしの心にある」と諭したそうです。何もできず、いつ終わると知れない絶望的な環境で和漢の書に没頭し、ひたすら己と向き合った3年間の経験が、わたしたちの知る宮本武蔵を生んだといえるかと思います。

 ニュートンもそうでした。ペストの流行でケンブリッジ大学が休校となり、2年間、郊外の実家に戻っていた時に万有引力の法則を発見しています。後に、ニュートンは、このときのペストによる休校期間を「創造的休暇」と呼んでいます。ほかにも逆境をバネにして、世に出た先達は少なくありません。

まあ、武蔵やニュートンなみとはいかないまでも、わたしたちにもこんな時期でもできることはきっとあるはずですし、こんな時期しかできないこともあるはずです。
 「花の咲かない冬の日は、下へ下へと根を伸ばせ」。人生は決して平坦ではなく、思わぬ不幸や災難に見舞われたり、評価もされず恵まれることなく不遇な時期を過ごす時はあります。そんな、花の咲かない冬の日にこそ、下へ下へと根を深く張って、のちに咲く大輪の花につなげていきたいものです。

そしてもう一つ傑人の名言を。

 ~大方の人は、首を回すことはできる。首を回して時勢の動きを知ることもできる~

 ~だが、首をもう少し上にあげて先を見ることを学ばなければいけない~ 

敬愛する、勝海舟の言葉です。

この、練習休みの日々が「創造的休暇」となるように地に足をつけて、首を上にあげて先のことに思いをめぐらせているところです。。      4月20日  多

▼長文御免。

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1. 無題

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