コロナウイルスは、新しい言葉も生み出したね。ソーシャルディスタンス。直訳すれば、
社会的距離となるのかな。要するに、密着するな、離れて歩けということ。では、どれく
らい離れればいいのか、その目安となるのが「縄張り」意識という見方らしい。
今日のつぶやきは、縄張りと傘についての話。
わたしたちは、人とすれ違うとき、よほど混雑している道でもないかぎり、多少なりとも
距離をおいてすれ違うものだ。これは、無意識のうちに自分の勢力範囲つまり「縄張り」を
感じているから、というのが行動心理学の説。
縄張りというと、まずヤクザを思い出すが、これはけっしてヤクザの専門用語ではない。
もともと、建築用語で、敷地に縄や紐などを張って建物の配置を表示することを「縄張り」
といった。この季節、そろそろ解禁になる鮎釣りは、鮎の縄張り意識を利用した漁の方法だ
とご存じの向きも多かろう。魚や動物、それに鳥類の行動領域も縄張りという。
動物より知能の発達している人間に、縄張り意識があるのは当然ともいえよう。人間の意
識する縄張りの範囲は、傘を広げた大きさに等しいという説がある。
ところで、もうすぐ梅雨入り。~弁当忘れても傘忘れるな~というように傘が活躍すると
きだね。雨降りはうっとうしいものだけど、我が身に降る雨もよく見れば、ありとあらゆる
ものに命を与える恵の雨。野菜を育て、草木を芽吹かせる自然の贈りものと思えば、雨もま
た楽しだね。色鮮やかに咲き誇る、紫陽花の道を傘をさして、そぞろ歩くのも乙なものよ。
思い思われ、手をつなぎ、肩寄せあっての相合傘といきたいもの。
いやいや、それはダメ。ソーシャルディスタンスとやらが邪魔をする。
5月18日 多
1. 無題
あっ !
あの雨の日 ジップの試合での帰り 車まで あれは相合傘!? (^。^)