日常のなかで、ウイルス感染予防のためにいちばん効果的なのは、手洗いだといいます。
そのせいで、いっときアルコール洗浄液が品薄になったりしたようです。ところが、その後
の専門家の見解では、むしろ、アルコールよりも石鹸でていねいに洗うほうがいいそうです。
石鹸は、常備品だし、値段も安い。それに、品切れしたという話も聞いたことがない。
今夜のつぶやきは、石鹸=シャボンにまつわる話。
鎖国をしていた江戸時代の外国貿易は、長崎の出島に限られていたことはご存じのとおり。
港の岸から数十メートルのところに造られた人工の出島には、さまざまな舶来品が入ってき
ました。サボテンもそのひとつ。このサボテンという言葉は、舶来ではなく準国産なのです。
現在では、もっぱら観賞用に栽培されているこの植物、当時は石鹸と同じように、油やア
カを落とす実用品として使われたそうです。石鹸は、そのころシャボン(ポルトガル語)と呼ば
れていましたが、サボテンはこのシャボンの代用になるもの、シャボンに似ているものという
わけで、「シャボンてい」、これがなまって現在に至っているということです。
サボテンには、人間にとって有益な成分が豊富に含まれていて、現在でも医薬品や化粧品を
はじめ健康食品などにも活用されているそうです。
このへんのことについては、高祖姉サマが詳しいかも。
5月17日 多
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