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むか~し、昔の話 2 暇つぶしにどうぞ。
美少年のクラスは、1年5組、出席番号23番です。担任は、かなり個性的な先生です。
出席の点呼のあとに、ニヤリとしながら、
~いいか、高校生になったんだから視野を広くするんだ~
~鉄筋コンクリートみたいな頭じゃだめだ、ときには、コッキンテンクリーになれよ~
んん、コッキンテンクリート? 、美少年は???です。
~頭をやわらくして、横から、斜めから、反対側から見たり、考えたりしろということだ~
~勉強だけでなく、クラブ活動をやれ。体育系、文化系なんでもいい。ガリ勉から卒業だ~
~君たちは、選ばれて本校に入学した者たちだ、勉強はそんなに必死にならなくても、そこ
そこできるはずだ~
~君たちと一緒に中学を卒業した人の大半は、もう仕事をしながら、学校では教えてくれな
い社会経験、人生修行をしている。勉強ばかりじゃおいていかれるぞ、わかったか!~
美少年は、大きくうなずきました。そしてこの、コッキンテンクリート先生が好きになりま
した。
この時代、高校への進学率は50%以下。県立高校となると20%程度です。ちなみに高
校から大学への進学率は20~30%くらいかな
昨日とは打って変わって、なんだか軽やかな気分で帰りの校門にさしかかたとき、教室で
となりの席に居た長髪とばったりです。トレパン姿です。
~運動部?~と美少年。~うん、卓球部、これから練習~と長髪。
これが、初めての二人の会話です。
~卓球、面白そうだね~と美少年。~まあね~ニコッとしながら長髪。
なにか言おうとしたとき、~やる?~と長髪。
ここで、昨日の体操部のことが頭をよぎります。肩に、すこし痛みが残っています。コッキ
ンテンクリート先生の、クラブ活動をやれ、との声も。
~うん、やってみたい~と美少年。こんなやりとりが、卓球を始めたきっかけになりました。
きょうは、これまで。続きは次回に。
5月1日 多
1. 無題